世界歴とSmile
2020年02月27日
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(木)青野友彦
今週の土曜日で2月はおしまい、日曜日から3月です。2020年になってから早くも2ヶ月が過ぎようとしているわけで、やっぱり月日の流れは早いですねえ。ただ今年はうるう年で2月が1日多いぶん、ほんのちょっとだけマシかもしれません(だって例年なら明後日の土曜日から3月になっちゃうんですものね)。
それにしても、いまぼくたちが使っているカレンダー、「グレゴリオ暦」といいますが、なぜか2月だけ妙に日数が少ないんですよね。さらには、大の月と小の月の2種類があって、しかもそれが不規則に並んでいたりするし。それから、日付と曜日の関係が一定していないため過去の日付を見てもそれが何曜日だったのかわからない、なんてこともあります。自分の生まれた日が何曜日だったのか、日付からはわからないですものね。
現在広く使われているグレゴリオ暦は、季節の移り変わりの周期である1年の長さを正確に表すという点では優れています。今年のようなうるう年の設定もその正確さを保つ工夫の一つです。けれど、月毎の日数がバラバラかつ不規則なため、たとえば、1年を上半期と下半期に分けたり月毎に分けたりして統計的な分析をしようとすると日数が一定しなくて不便だったりするんです。さっき言った曜日の問題も、曜日が変化しなければ同じカレンダーがずっと使えるはずですよね。
今の暦の不規則さは歴史的経緯があってこのような形になっているもので、このあたりの事情を掘り下げていくのも面白いのでまたいつかお話したいと思っていますが、やっぱりこういうことを気にする人って昔からいたらしく、アンバランスを解消して合理的なものにしようという提唱が何度もなされていて、歴史上実際に使われたケースもあるんです。
たとえば十八世紀の末、フランス革命にともなって制定されたフランス革命暦(またはフランス共和暦)は、1年を30日ずつの12か月にして、あまった日数は1年の終わりに置いて休日とする、さらに1ヶ月を10日ずつ3つに分割することにして7日間単位の一週間は廃止する、というものでした。
また、旧ソ連時代に、1週間を7日間ではなく5日間にする暦が採用されたこともあります。ちなみにこの暦では日曜日の休日も廃止されて、国民全員にそれぞれに5つの曜日のどれかを割り当てて、その「自分の曜日」が各人の休日になっていたんだそうです。
いずれも合理性や生産性の向上をもとめてのことだったようですが、結果的にみな短命に終わっています。フランス革命暦は12年間余りで廃止、ソ連の暦は、わずか2年後に1週間の日数を6日に改定、さらにその10年後にはこの暦自体が廃止されています。これまでの生活習慣とあまりにも異なるために評判が良くなかったことが大きいようですが、もうひとつ、ある国だけが他の国々と全く違う暦を使うことによる不具合も当然あったことでしょう。
であるならば、合理的な暦をつくって世界一斉に採用すればいいのではないか、ということで提唱されたのが「世界暦」と呼ばれるカレンダー。このカレンダーについての話し合いは、第一次世界大戦後に生まれた国際連盟、つまり国際的な機関で行われるようになったんです。
国際連盟に提出された世界暦は3案あって、そのなかでもっとも有力と考えられたのが、まず、1月、4月、7月、10月を31日にして他の月は30日とする。つまり、1月が31日で2月と3月は30日、4月が31日で5月6月が30日、というふうに3ヶ月ごとに繰り返していくんです。ただ、このままでは12ヶ月の日数が364日しかないので、1年の最後に曜日に属さない1日を置いてこの日は休日にする(うるう年には6月の末にもこの休日を挿入します)。そして、1月1日を日曜日にする、というものです。
この案はけっこうよくできていて、3ヶ月ごとの日数が91日、これは7で割り切れるので13週間になります。同じ日数のブロックが繰り返されていくわけですから統計を取るにもいいですよね。また、最初の月の1日が日曜日で始まって3ヶ月目の30日が土曜日で終わる、これを繰り返します。つまり日付と曜日が連動するので、同じカレンダーを毎年使いづつけることができるし、ちょっと工夫すれば3ヶ月ぶんのカレンダーだけで繰り返し使うこともできちゃうんです。
この案が国際連盟の特別委員会に提出されたのは1930年のことです。第二次世界大戦後に国際連盟の後を継いだ国際連合にもこの改暦問題は持ち越されて議論されましたが、90年が経過してもいまだに実現していません。また、現代でも、たとえばアメリカの天文学者が、2004年に、うるう年が不要で、かつ毎年同じ日が同じ曜日になる新しい暦を提案したりしていますが、やはり実現には至っていません。
その理由はといえば、新しい暦に切り替えることで得られる利点が正確に数値化できないことや、どうしても曜日の断絶が起きてしまうこと…365にしても366にしても7で割り切れないので、日付と曜日をそろえようとするとどこかで連続性が途切れてしまう、これに抵抗がかなり大きいようなんです。同時に、カレンダーを変えることで起こるであろう混乱のマイナス効果への懸念も大きいと思われます。
また、さきほどの「世界歴」の例では、1月1日を日曜日にすると「13日の金曜日」が年に4回もできるのが問題視されたという説があるそうです(1日が日曜日だと13日は金曜日になる、これを繰り返すわけですから)。じつはこの暦では1月1日を月、水、金、土のどれかにすれば、13日の金曜日が永遠にこなくするようにもできるんですが、でも13日の金曜日がまったく消えてしまったとしたら、それにまつわる伝承や小説のたぐいが成り立たなくなってしまうわけで、それもちょっとどうよ、という気がしますよね。
いまの暦には確かにいろいろと欠点はあるものの、ことほどさように暦を改めるにはハードルが高く、ご紹介したような「世界暦」が実現する可能性はあまり高くなさそうではあります。ともあれ、ふだん、日付や曜日は気にしていても「暦がどんなふうに成り立っているのか」まではあまり気にしないものですが、4年に一度の2月29日があるこの週末、「暦」というものにあらためて思いを馳せてみるのもいいかもですよ。
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と、そんな話題からスタートした2020年2月27日のSmile on Radio。登場いただいたのは…
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◎天浜線だより◎
四季折々の天浜線情報をお届けしていくコーナーです。天竜浜名湖鉄道株式会社より、いつもお話を伺っている今泉さんが今日はご出張のため、営業課の大石 久美子さんにご案内いただきました。
*新聞などで話題になりましたが、今月14日に、天浜線と交流のある三陸鉄道の復旧を応援するヘッドマークの贈呈が行われました。昨年10月の台風19号の被害で7割が不通になってしまった三陸鉄道。昨年5月より友好協定を結んでいた天竜浜名湖鉄道では復旧支援のため三鉄グッズ販売や募金を行ってきましたが、3月20日に全線復旧の運びとなったことを受けて「がんばれ三鉄」のメッセージとともに両社の車両をデザインしたヘッドマークを作成。3月20日からは天浜線でも2枚のヘッドマークをつけて、互いに約1か月間ヘッドマークをつけて走る予定です。応援したいですね!
*先月予告いただいた「WOODジオラマシリーズの第三弾」が販売開始になっています。第3弾は天浜線の景色の象徴ともいえる「緑のトンネル」。迂回路が目的で通されたからこそ楽しめる風景が、手のひらサイズの木製ジオラマキットになっています。今回のバージョンは背面のつまみで車両がトンネルから出たり入ったり動かせる!これいい!ほしい!
*そして「緑のトンネルのジオラマの特別版」を作るワークショップが3/20に、また、「特別な車両のジオラマ」を作るワークショップが4/25に開催されます。いずれも全長およそ17cm、透明の飾りケースでディスプレイします。10:00~/13:00~/15:00~の3回、参加費は大人3,600円、小学生2,700円で定員は各回30名まで(※各回小学生は先着15名・保護者の参加が必要です)。参加費には材料費・諸経費に加えて1日フリーきっぷもついていて、きっぷは発行日から3ケ月以内のご利用ですから当日でなくてもOK!このワークショップでしかゲットできないレアなジオラマですぞ〜。
*今年の6月、天浜線は国鉄二俣線時代に掛川 - 新所原間が全線開通してから80周年を迎えます。これを記念して、例年は5月に行われている「天浜フェスタ」が、今年は記念月である6月13(土)・14(日)の開催となります。ステージイベントや記念グッズの発売等々を予定しているそうで、詳細はまだ内緒とのこと。発表を待ちましょう(^-^)
*ここでお知らせです。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月に予定されていた天浜路ヘルシーウォークのうち、
◎3月1日(日)【浜松!音街!ウナウォーク♪
◎3月8日(日)~城跡コース~掛川桜の逆川沿いを巡る
◎3月15日(日)招福祈願!宝林寺の金鳴石を訪ねて
を中止することになりました。楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ありませんが、どうぞ理解くさいますようお願い申し上げます。
*3月22日の『レトロタウン!二俣のまちをめぐろう!』は現時点では開催予定。西鹿島駅をスタートし、田代家、鳥羽山城址、二俣城址、ギャラリークローバー、本田宗一郎ものづくり伝承館、むらせや、栄林寺、SL公園をまわって天竜二俣駅がゴールのおよそ8Km。二俣のまちををじっくり味わえるし、桜も楽しめるかも!なコースです。なお体調等が優れない場合は、無理をせず、ご参加をお控えください。
*今月のリスナープレゼントは、本日ご案内いただいた、発売開始になったばかりの「WOODジオラマシリーズの第三弾・緑のトンネル」を2名様に!桐材のいい香りがしますよ〜。FM Haro!ホームページのメッセージフォームから、ご住所・お名前と「天浜線プレゼント」とご記入のうえ、どしどしご応募ください!
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◎Happiness Style◎
東区上西町「味ごよみ げんでん」・女将さんの原田ややもさんに『簡単いちごパフェ』を教えていただきました。
*いちごというと真冬のイメージがすっかり定着した感がありますが、本来の旬は春先つまりこれから!価格もこなれてくる頃ですよね。そんないちごを使って、レンジを活用して簡単に作れるスイーツです!材料も作り方も超シンプルですからお子さんと一緒にわいわい作るものよし、これを基本にアレンジするもよし!ぜひおためしください。
*げんでんさんからの季節のおすすめは、そろそろ終盤となる天然とらふぐの白子!びっくりするほど大きな白子が入っているんですよねえ。白子焼き、白子ポン酢…ああ、考えただけでたまりません!そしてこれから美味しくなるのが貝類!タイラガイ、ハマグリ、赤貝、本ミル貝などなど。いろんな召し上がり方がありますよ〜
↓は入荷したタイラガイ!こんなに大きいんですね〜
*お問合わせやご予約は【TEL:053-571-1456】まで!ホットペッパーにはお得なクーポンもあります。公式サイトやブログ、Facebookページ、Instagramもぜひご覧ください。
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◎はじまりはいつも、ヒトツの感動から。~浜松市文化振興財団イベント情報~◎
浜松市文化振興財団 文化事業課 中家 聖さんに、残念なお知らせですが「イベント開催中止のお知らせ」を発表してをいただきました。
*新型コロナウィルス感染拡大防止という観点から、ご来場いただくお客様の安全を考え、下記イベントの開催を中止させていただきます。
◎2月29日(土)第36回浜北寄席 桂文枝 独演会(浜松市浜北文化センター)
◎2月29日(土)ゆるやかコンサート in 天竜(浜松市天竜壬生ホール)
◎3月1日(日)~8日(日)浜松国際ピアノアカデミー2020(アクトシティ浜松)
◎3月8日(日)ジュニアオーケストラ浜松・ジュニアクワイア浜松
スプリングコンサート2020(アクトシティ浜松)
◎3月4日(水)アクト・プレミアム・シリーズ2019
ネマニャ・ラドゥロヴィチpresentsドゥーブル・サンス(アクトシティ浜松)
◎3月15日(日)みぶ遠州の和太鼓(浜松市天竜壬生ホール)
◎3月19日(木)フィリップ・リノフ ピアノ・リサイタル(アクトシティ浜松)
*各公演のチケットの払い戻しにつきましては、準備ができしだいホームページでご案内します。公演を楽しみにされていた皆さまには心よりお詫び申し上げるとともに、どうぞご理解くださいますようお願いいたします。
*浜松市文化振興財団は4月以降も様々なイベントを予定しています。たとえば4/30には「アクト・プレミアム・シリーズ レイ・チェン」、5/9には「歌舞伎プレセミナー、5/21は「松竹大歌舞伎」、5/30は「横坂 源 無伴奏チェロ・リサイタル」などなど。ぜひ今後もさまざまなイベントにご注目ください!
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◎とむさんのMy Choice Time◎
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしていきます。
今日は伝説のフォークデュオ・古井戸、1975年のアルバム『酔醒(よいざめ)』を特集しました。
フォーク・ブームの真っ只中にデビューし、ラヴ・ソングや生活ソングをメインに据えた詩情溢れる楽曲で人気を博した古井戸が、フォークという枠を外して、ジャジーでブルージーな「大人のサウンド」を聴かせてくれる一枚です。
お届けしたナンバーは
◎飲んだくれジョニイ
◎ねえ君
◎スーパードライバー5月4日
◎ステーションホテル
◎雨に唄えば
の5曲でした。
古井戸は加奈崎芳太郎とチャボこと仲井戸麗市のデュオ。チャボはのちにRCサクセションに参加して『飲んだくれジョニイ』はタイトルを『Johnny Blue』と変えてリメイクされていますから、ご存じの方多いいかも。RCバージョンも言うまでもなくカッコイイんですが、オリジナルバージョンのゆったりアンニュイで渋いブルーズ感も捨てがたいんです。
フォーキーな古井戸とはまた違った魅力にあふれたこのアルバム。お楽しみいただけたら幸いです。
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お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
それにしても、いまぼくたちが使っているカレンダー、「グレゴリオ暦」といいますが、なぜか2月だけ妙に日数が少ないんですよね。さらには、大の月と小の月の2種類があって、しかもそれが不規則に並んでいたりするし。それから、日付と曜日の関係が一定していないため過去の日付を見てもそれが何曜日だったのかわからない、なんてこともあります。自分の生まれた日が何曜日だったのか、日付からはわからないですものね。
現在広く使われているグレゴリオ暦は、季節の移り変わりの周期である1年の長さを正確に表すという点では優れています。今年のようなうるう年の設定もその正確さを保つ工夫の一つです。けれど、月毎の日数がバラバラかつ不規則なため、たとえば、1年を上半期と下半期に分けたり月毎に分けたりして統計的な分析をしようとすると日数が一定しなくて不便だったりするんです。さっき言った曜日の問題も、曜日が変化しなければ同じカレンダーがずっと使えるはずですよね。
今の暦の不規則さは歴史的経緯があってこのような形になっているもので、このあたりの事情を掘り下げていくのも面白いのでまたいつかお話したいと思っていますが、やっぱりこういうことを気にする人って昔からいたらしく、アンバランスを解消して合理的なものにしようという提唱が何度もなされていて、歴史上実際に使われたケースもあるんです。
たとえば十八世紀の末、フランス革命にともなって制定されたフランス革命暦(またはフランス共和暦)は、1年を30日ずつの12か月にして、あまった日数は1年の終わりに置いて休日とする、さらに1ヶ月を10日ずつ3つに分割することにして7日間単位の一週間は廃止する、というものでした。
また、旧ソ連時代に、1週間を7日間ではなく5日間にする暦が採用されたこともあります。ちなみにこの暦では日曜日の休日も廃止されて、国民全員にそれぞれに5つの曜日のどれかを割り当てて、その「自分の曜日」が各人の休日になっていたんだそうです。
いずれも合理性や生産性の向上をもとめてのことだったようですが、結果的にみな短命に終わっています。フランス革命暦は12年間余りで廃止、ソ連の暦は、わずか2年後に1週間の日数を6日に改定、さらにその10年後にはこの暦自体が廃止されています。これまでの生活習慣とあまりにも異なるために評判が良くなかったことが大きいようですが、もうひとつ、ある国だけが他の国々と全く違う暦を使うことによる不具合も当然あったことでしょう。
であるならば、合理的な暦をつくって世界一斉に採用すればいいのではないか、ということで提唱されたのが「世界暦」と呼ばれるカレンダー。このカレンダーについての話し合いは、第一次世界大戦後に生まれた国際連盟、つまり国際的な機関で行われるようになったんです。
国際連盟に提出された世界暦は3案あって、そのなかでもっとも有力と考えられたのが、まず、1月、4月、7月、10月を31日にして他の月は30日とする。つまり、1月が31日で2月と3月は30日、4月が31日で5月6月が30日、というふうに3ヶ月ごとに繰り返していくんです。ただ、このままでは12ヶ月の日数が364日しかないので、1年の最後に曜日に属さない1日を置いてこの日は休日にする(うるう年には6月の末にもこの休日を挿入します)。そして、1月1日を日曜日にする、というものです。
この案はけっこうよくできていて、3ヶ月ごとの日数が91日、これは7で割り切れるので13週間になります。同じ日数のブロックが繰り返されていくわけですから統計を取るにもいいですよね。また、最初の月の1日が日曜日で始まって3ヶ月目の30日が土曜日で終わる、これを繰り返します。つまり日付と曜日が連動するので、同じカレンダーを毎年使いづつけることができるし、ちょっと工夫すれば3ヶ月ぶんのカレンダーだけで繰り返し使うこともできちゃうんです。
この案が国際連盟の特別委員会に提出されたのは1930年のことです。第二次世界大戦後に国際連盟の後を継いだ国際連合にもこの改暦問題は持ち越されて議論されましたが、90年が経過してもいまだに実現していません。また、現代でも、たとえばアメリカの天文学者が、2004年に、うるう年が不要で、かつ毎年同じ日が同じ曜日になる新しい暦を提案したりしていますが、やはり実現には至っていません。
その理由はといえば、新しい暦に切り替えることで得られる利点が正確に数値化できないことや、どうしても曜日の断絶が起きてしまうこと…365にしても366にしても7で割り切れないので、日付と曜日をそろえようとするとどこかで連続性が途切れてしまう、これに抵抗がかなり大きいようなんです。同時に、カレンダーを変えることで起こるであろう混乱のマイナス効果への懸念も大きいと思われます。
また、さきほどの「世界歴」の例では、1月1日を日曜日にすると「13日の金曜日」が年に4回もできるのが問題視されたという説があるそうです(1日が日曜日だと13日は金曜日になる、これを繰り返すわけですから)。じつはこの暦では1月1日を月、水、金、土のどれかにすれば、13日の金曜日が永遠にこなくするようにもできるんですが、でも13日の金曜日がまったく消えてしまったとしたら、それにまつわる伝承や小説のたぐいが成り立たなくなってしまうわけで、それもちょっとどうよ、という気がしますよね。
いまの暦には確かにいろいろと欠点はあるものの、ことほどさように暦を改めるにはハードルが高く、ご紹介したような「世界暦」が実現する可能性はあまり高くなさそうではあります。ともあれ、ふだん、日付や曜日は気にしていても「暦がどんなふうに成り立っているのか」まではあまり気にしないものですが、4年に一度の2月29日があるこの週末、「暦」というものにあらためて思いを馳せてみるのもいいかもですよ。
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と、そんな話題からスタートした2020年2月27日のSmile on Radio。登場いただいたのは…
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◎天浜線だより◎
四季折々の天浜線情報をお届けしていくコーナーです。天竜浜名湖鉄道株式会社より、いつもお話を伺っている今泉さんが今日はご出張のため、営業課の大石 久美子さんにご案内いただきました。
*新聞などで話題になりましたが、今月14日に、天浜線と交流のある三陸鉄道の復旧を応援するヘッドマークの贈呈が行われました。昨年10月の台風19号の被害で7割が不通になってしまった三陸鉄道。昨年5月より友好協定を結んでいた天竜浜名湖鉄道では復旧支援のため三鉄グッズ販売や募金を行ってきましたが、3月20日に全線復旧の運びとなったことを受けて「がんばれ三鉄」のメッセージとともに両社の車両をデザインしたヘッドマークを作成。3月20日からは天浜線でも2枚のヘッドマークをつけて、互いに約1か月間ヘッドマークをつけて走る予定です。応援したいですね!
*先月予告いただいた「WOODジオラマシリーズの第三弾」が販売開始になっています。第3弾は天浜線の景色の象徴ともいえる「緑のトンネル」。迂回路が目的で通されたからこそ楽しめる風景が、手のひらサイズの木製ジオラマキットになっています。今回のバージョンは背面のつまみで車両がトンネルから出たり入ったり動かせる!これいい!ほしい!
*そして「緑のトンネルのジオラマの特別版」を作るワークショップが3/20に、また、「特別な車両のジオラマ」を作るワークショップが4/25に開催されます。いずれも全長およそ17cm、透明の飾りケースでディスプレイします。10:00~/13:00~/15:00~の3回、参加費は大人3,600円、小学生2,700円で定員は各回30名まで(※各回小学生は先着15名・保護者の参加が必要です)。参加費には材料費・諸経費に加えて1日フリーきっぷもついていて、きっぷは発行日から3ケ月以内のご利用ですから当日でなくてもOK!このワークショップでしかゲットできないレアなジオラマですぞ〜。
*今年の6月、天浜線は国鉄二俣線時代に掛川 - 新所原間が全線開通してから80周年を迎えます。これを記念して、例年は5月に行われている「天浜フェスタ」が、今年は記念月である6月13(土)・14(日)の開催となります。ステージイベントや記念グッズの発売等々を予定しているそうで、詳細はまだ内緒とのこと。発表を待ちましょう(^-^)
*ここでお知らせです。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月に予定されていた天浜路ヘルシーウォークのうち、
◎3月1日(日)【浜松!音街!ウナウォーク♪
◎3月8日(日)~城跡コース~掛川桜の逆川沿いを巡る
◎3月15日(日)招福祈願!宝林寺の金鳴石を訪ねて
を中止することになりました。楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ありませんが、どうぞ理解くさいますようお願い申し上げます。
*3月22日の『レトロタウン!二俣のまちをめぐろう!』は現時点では開催予定。西鹿島駅をスタートし、田代家、鳥羽山城址、二俣城址、ギャラリークローバー、本田宗一郎ものづくり伝承館、むらせや、栄林寺、SL公園をまわって天竜二俣駅がゴールのおよそ8Km。二俣のまちををじっくり味わえるし、桜も楽しめるかも!なコースです。なお体調等が優れない場合は、無理をせず、ご参加をお控えください。
*今月のリスナープレゼントは、本日ご案内いただいた、発売開始になったばかりの「WOODジオラマシリーズの第三弾・緑のトンネル」を2名様に!桐材のいい香りがしますよ〜。FM Haro!ホームページのメッセージフォームから、ご住所・お名前と「天浜線プレゼント」とご記入のうえ、どしどしご応募ください!
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◎Happiness Style◎
東区上西町「味ごよみ げんでん」・女将さんの原田ややもさんに『簡単いちごパフェ』を教えていただきました。
*いちごというと真冬のイメージがすっかり定着した感がありますが、本来の旬は春先つまりこれから!価格もこなれてくる頃ですよね。そんないちごを使って、レンジを活用して簡単に作れるスイーツです!材料も作り方も超シンプルですからお子さんと一緒にわいわい作るものよし、これを基本にアレンジするもよし!ぜひおためしください。
*げんでんさんからの季節のおすすめは、そろそろ終盤となる天然とらふぐの白子!びっくりするほど大きな白子が入っているんですよねえ。白子焼き、白子ポン酢…ああ、考えただけでたまりません!そしてこれから美味しくなるのが貝類!タイラガイ、ハマグリ、赤貝、本ミル貝などなど。いろんな召し上がり方がありますよ〜
↓は入荷したタイラガイ!こんなに大きいんですね〜
*お問合わせやご予約は【TEL:053-571-1456】まで!ホットペッパーにはお得なクーポンもあります。公式サイトやブログ、Facebookページ、Instagramもぜひご覧ください。
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◎はじまりはいつも、ヒトツの感動から。~浜松市文化振興財団イベント情報~◎
浜松市文化振興財団 文化事業課 中家 聖さんに、残念なお知らせですが「イベント開催中止のお知らせ」を発表してをいただきました。
*新型コロナウィルス感染拡大防止という観点から、ご来場いただくお客様の安全を考え、下記イベントの開催を中止させていただきます。
◎2月29日(土)第36回浜北寄席 桂文枝 独演会(浜松市浜北文化センター)
◎2月29日(土)ゆるやかコンサート in 天竜(浜松市天竜壬生ホール)
◎3月1日(日)~8日(日)浜松国際ピアノアカデミー2020(アクトシティ浜松)
◎3月8日(日)ジュニアオーケストラ浜松・ジュニアクワイア浜松
スプリングコンサート2020(アクトシティ浜松)
◎3月4日(水)アクト・プレミアム・シリーズ2019
ネマニャ・ラドゥロヴィチpresentsドゥーブル・サンス(アクトシティ浜松)
◎3月15日(日)みぶ遠州の和太鼓(浜松市天竜壬生ホール)
◎3月19日(木)フィリップ・リノフ ピアノ・リサイタル(アクトシティ浜松)
*各公演のチケットの払い戻しにつきましては、準備ができしだいホームページでご案内します。公演を楽しみにされていた皆さまには心よりお詫び申し上げるとともに、どうぞご理解くださいますようお願いいたします。
*浜松市文化振興財団は4月以降も様々なイベントを予定しています。たとえば4/30には「アクト・プレミアム・シリーズ レイ・チェン」、5/9には「歌舞伎プレセミナー、5/21は「松竹大歌舞伎」、5/30は「横坂 源 無伴奏チェロ・リサイタル」などなど。ぜひ今後もさまざまなイベントにご注目ください!
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◎とむさんのMy Choice Time◎
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしていきます。
今日は伝説のフォークデュオ・古井戸、1975年のアルバム『酔醒(よいざめ)』を特集しました。
フォーク・ブームの真っ只中にデビューし、ラヴ・ソングや生活ソングをメインに据えた詩情溢れる楽曲で人気を博した古井戸が、フォークという枠を外して、ジャジーでブルージーな「大人のサウンド」を聴かせてくれる一枚です。
お届けしたナンバーは
◎飲んだくれジョニイ
◎ねえ君
◎スーパードライバー5月4日
◎ステーションホテル
◎雨に唄えば
の5曲でした。
古井戸は加奈崎芳太郎とチャボこと仲井戸麗市のデュオ。チャボはのちにRCサクセションに参加して『飲んだくれジョニイ』はタイトルを『Johnny Blue』と変えてリメイクされていますから、ご存じの方多いいかも。RCバージョンも言うまでもなくカッコイイんですが、オリジナルバージョンのゆったりアンニュイで渋いブルーズ感も捨てがたいんです。
フォーキーな古井戸とはまた違った魅力にあふれたこのアルバム。お楽しみいただけたら幸いです。
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お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ