桜を感じるSmile

2020年03月26日 | (木)青野友彦

さて3月も終盤。例年、今ごろになると気になるのが桜の開花ですよね。気象庁公式サイトの中に「2020年のさくらの開花状況 」というページがありまして、最新の開花観測日が毎日3回更新されているんですが、静岡の気象台では今日の番組スタートと同時の11時半更新でもまだ開花が発表されませんでした。

平年の開花観測日が3月25日ですから一日以上は遅れそうです。この冬は暖冬傾向でしたから桜の開花も早まるんじゃないかとの予測もあって、じっさい東京をはじめ関東方面では平年よりも一週間前後早く観測されていたんですがねえ、うーん。

ただ、気象台が発表する開花は、静岡地方気象台の構内にある「標準木」と定められている桜が5〜6輪咲いた時点で発表になるもの。ですから、とうぜん県内各地で若干のズレがあります。べつの情報を見てみると、たとえば静岡県公式サイトに「さくら開花情報」というページがあって、県内各地の桜の名所の状況が土日祝日を除いて毎日更新されています。

ここ県西部地域では、たとえば浜松市では「はままつフラワーパーク」「佐久間ダム湖」「奥山公園と奥山高原」が昨日開花、「秋葉ダム千本桜」は1分咲き。そして、袋井市「法多山尊永寺」掛川市「粟ヶ岳山頂」「ならここの里」「さくら咲く学校」の各地も昨日開花したとのことです。

その他の近隣のスポットもほとんどが「つぼみふくらむ」になっていますから、これから週末にかけて続々開花しそうですね。ぼくんちの近くのお花見スポットも、昨日偵察してきたところまさに「つぼみふくらむ」、いまにもほころびそうになっていて、ところどころで一輪二輪ぽつりぽつりと花が開いている、そんな状況でした。みなさんのお近くの桜はどんなかんじでしょう。

とまあ例年楽しみな桜の開花なんですが、今年はどうにも、新型コロナウイルスが気になってしまいますよね。昨夜も東京都の小池知事が都民に対して今週末は不要不急の外出を自粛するよう要請があったばかりです。どうしても「自粛」とか「控える」という言いまわしになってしまうので、この言葉に引きずられて、後ろ向きというか内向きなイメージになってしまいがちですけれど、実際はそうではなくて、これは「防衛」なんですよね。

「防衛」なのですから内向きどころかむしろ積極的な、同時に冷静な姿勢であるべきで、ですから過剰反応は押さえつつ、咳エチケットや手洗いなどを積極的に行うことはもちろんのこと「換気が悪く」「人が密に集まって過ごすような空間」「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」を避ける、ここも「積極的に避ける」でいきましょうか。

話を桜に戻すと、大勢が集まる場所ででわいわいがやがやしながらのお花見、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎなどは避けたいところです。でもそうではない方法だってあるわけで、人混みを避けながら静かに桜を味わう、いろんなやり方があると思います。たとえばこんなのはいかがでしょう。

日本語には桜にまつわる言葉がたくさんあっていずれも美しいですが、必ずしも桜のすぐそばにいないと味わえないものばかりではありません。たとえば「花の雲」なんていう言葉は、桜が満開になっているようすを雲に見立てているわけで、これって少し離れたとこからじゃないと鑑賞できませんよね。

あるいは、夜、満開の桜の木のあたりがほのかに明るく感じられることをいう「花あかり」なんてのはいかがでしょう。それから、川や池などの水面に写った桜を愛でる「花影」。いずれも対象となる桜の真下にいるんではなくてちょっと遠くから眺めているかんじです。

さらには「花曇り」にいたっては、これは桜の咲く季節のうっすらと雲がかかるようなお天気のことですから、もはやお花見スポットにお出かけしなくても感じることができたりなんかします。「花冷え」もそうですね。こんなふうに、いうなればちょっと距離をおきながら桜を「感じて」味わう。今年はそんな楽しみ方がきるチャンスかもです。

なにはともあれ、この「防衛」は人任せではなく、ぼくたち一人ひとりが取り組むべきことです。過剰に心配したり過敏になりすぎるのもよくありませんから、冷静に、かつ積極的にいきましょう。あ、休息や睡眠をしっかり取ることも大事ですよ、もちろん積極的に(^^)b

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と、そんな話題からスタートした2020年3月26日のSmile on Radio。登場いただいたのは…

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天浜線だより
四季折々の天浜線情報をお届けしていくコーナーです。天竜浜名湖鉄道株式会社 営業部長 今泉正義さんにご案内いただきました。
桜を感じるSmile

先月予告いただいた、三陸鉄道復興応援列車。3/20に無観客ながら出発式が無事とり行われ、オリジナルヘッドマークをつけた車両の運行が始まっています(公式サイトの運行時刻表もチェック!)。

ヘッドマークは三鉄と天浜線それぞれの車両とキャラクターに「音街ウナ」をあしらったデザイン(上記リンク先に画像が掲載されています)。1か月間の限定運行で、期間終了後はオークションを開催し売り上げは三陸鉄道に寄付されます(オークションの情報は追って発表予定です)。

春は色々なことが新しくなるシーズン。天浜線でもこのほどダイヤ改正が行われました。掛川駅と新所原駅でJRとの接続時間を調整するとともに、高校生の帰宅時間にあわせ西鹿島駅16時58分を設定し利便性を高めたダイヤになっています。新しいポケット時刻表が有人駅他にて配布されていますのでぜひ!

浜松学芸中学・高等学校「天浜線勝手に応援団」作成の「天浜線カレンダー 2020年度版」が発売になっています。高校生が訪日外国人に動画で地元の魅力をPRする「全国高等学校グローバル観光コンテスト2019(観光甲子園)」でグランプリを受賞(グランプリ動画はこちら)した同校。沿線の素晴らしい景色を厳選した魅力あふれるカレンダーで、月が終わればポストカードとして使えます。天浜線掛川駅・天竜二俣駅・新所原駅にて1冊500円販売中です。

先月ご案内いただいた、ジオラマを作るワークショップ2種類のうち、3/20はお客様の安全を第一にして中止となりましたが、4/25の「天浜線の車両を作ろう」は、お客様の安全に最大限考慮して「参加前の体温測定」「十分な換気」「消毒液の完備」「間隔をあけた着席」等対策を行ったうえ、募集人数も減らして開催を予定しています。あくまでも予定ですので最新情報をぜひチェックしてください。

同じ事情で、残念ながらウォーキングイベントも4/12までの開催中止が決定しています。その後については関係各所と協議したうえで開催の可否を判断します。こちらも決まり次第の発表となりますので公式サイトやSNS等でご確認ください。

締めくくりは前向きな話題で!この6月に、前身である国鉄二俣線が全線開通して80周年を迎える天浜線。今までにない様々なイベントを企画中とのことですよ〜。日程のお知らせはまだできませんが「アニバーサリーフェスタ」は必ず開催するとのこと、楽しみですね!記念グッズの販売は順次行ってまいりますので公式サイトやSNS等でご確認ください。

今月のリスナープレゼントは、三鉄応援列車にちなんで「三陸鉄道オリジナルクリアファイル」4種類を4名様にプレゼント!FM Haro!ホームページのメッセージフォームから、ご住所・お名前と「天浜線プレゼント」とご記入のうえ、どしどしご応募ください!

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Happiness Style
東区上西町「味ごよみ げんでん」・女将さんの原田ややもさんに『焼きアスパラガスのポン酢がけ』を教えていただきました。
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ちょうどこれから、春から初夏が旬のアスパラガスに生椎茸と白ねぎを組み合わせて、素材の味を活かした、シンプル&ほっこりなひと品です。材料も手順もとっても簡単、焼き網またはグリルでしんなりするまで焼いた食材をポン酢と鰹節であえるだけ!こういう存在って、食卓でいい仕事するんですよね〜(^^)ぜひお試しを!

げんでんさんではこれからの季節、山菜がおすすめ!天ぷらよし、おひたしよし、おぬたよし!「白魚とわらびの卵とじ」も美味しそう〜。そして、もうまもなく、遠州の春から初夏の味覚「もちがつを」の季節がやってきます!浜松特産のエシャレットとともに、なんて、ああああもう(^-^; 地元の食材を美味しくいただきましょう!

お問合わせやご予約は【TEL:053-571-1456】まで!ホットペッパーにはお得なクーポンもあります。公式サイトブログFacebookページInstagramもぜひご覧ください。

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はじまりはいつも、ヒトツの感動から。~浜松市文化振興財団イベント情報~
浜松市文化振興財団 文化事業課 大谷和正さんに「幸和ハウジング クラシックスペシャル アクト・ニューアーティストシリーズ 2020」をご紹介いただきました。
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1995年に始まったアクト・ニューアーティストシリーズ。新進気鋭の若手アーティストを紹介するシリーズで、これまでに三浦一馬(バンドネオン)さん、上野耕平(サックス)さん、藤田真央(ピアノ)さん、去年は佐藤晴真(チェロ)さん、など様々なジャンルのアーティストが登場しています。

このシリーズの目玉はなんといっても会場!高いステージがないフラットな音楽工房ホールなので、アーティストの演奏を間近で聴くことができます。また、終演後にアフタートークを開催しており、直接アーティストと交流ができるもの魅力の一つです。

2020年度の公演日程は
◎5月24日(日) 谷 昂登 ピアノ・リサイタル
◎7月5日(日) 外村理紗 ヴァイオリン・リサイタル
◎9月20日(日) 齊藤健太 サクソフォン・リサイタル
◎12月6日(日) 脇坂颯 フルート・リサイタル
◎2月21日(日) 大西宇宙 バリトン・リサイタル
いずれの公演も会場はアクトシティ浜松 音楽工房ホール(研修交流センター2階)、開場 14:30開演 15:00、入場料は全席自由一般 2,500円・学生1,000円(24 歳以下)です。

初回公演の谷 昂登さんは2016年に開催された第 20 回 浜松国際ピアノアカデミーで特別賞を受賞。2019年には、第1回「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際オンラインピアノコンペティション」において第1位受賞(前身の「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール」から含めて日本人として初優勝です)。なんと現役高校生!まさに新進気鋭のピアニストです。

7月の外村理紗さんは当日のプログラムが決定。「ヴァイオリンといえば」の曲を中心にしたプログラムで誰でもお楽しみいただける内容です。9月にはアドルフ・サックス国際コンクール第1位の齊藤健太さんのサクソフォン・リサイタル。12月はテオバルト・ベーム国際フルートコンクール第 2 位の脇坂颯さんのフルート・リサイタル。2月には国内での活躍はもちろんのこと、アメリカで既に活躍している大西宇宙さんのバリトン・リサイタル。充実のラインナップです!

チケットの購入は、アクトシティチケットセンター及び HCF オンラインショップで。すでに一般販売を開始していますのでお早めにお買い求めください。お問い合わせは浜松市文化振興財団【TEL:053-451-1114】まで。

昨年は5公演すべてチケット完売で当日券が用意できなかったそう。今年のラインナップで気になるアーティストがいる方はぜひお早めに!また、5公演すべてが鑑賞可能な年間パスポートも一般 ¥7,500・学生 ¥3,000も販売中です、こちらもお早めに!

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とむさんのMy Choice Time
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしていきます。
今月は年度末スペシャル。これまで特集してきたうち、時間の関係で割愛せざるを得なかったナンバーからセレクトしてお送りします。題して「ほんとはかけたかったんだよぉ〜」シリーズ、第4回をお届けしました。

お届けしたナンバーは、

◎吉田美奈子『FLAPPER』から「ラムはお好き?」
◎めんたんぴん『めんたんぴんセカンド』から「国道8号線」
◎井上ケン一『レイジー・ベイビー・ケニー』から「冷たい風」
◎鈴木茂『BAND WAGON』から「人力飛行機の夜」
◎ボ・ガンボス『Bo & Gumbo』から「泥んこ道を二人」

の5曲でした。

ぼく自身も楽しみながらお届けしてきましたが、やっぱりまだまだ、お聴きいただきたかったナンバーがたくさんあるんですよねえ。いつかおかけしたい!、思ってますほんとに。
新年度となる来週からはまた、テーマを絞りこんで特集していきますのでどうぞおつきあいください。

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お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

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